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GDPの規模は米国が世界の4分の1を占めるのに対し、BRICs4カ国合わせても1割強にすぎない。いまだ発展の途上で規模が小さいからこそ成長率が高いのであり、サービス、IT(情報技術)関連の規模が大きな米国に見劣りするのは仕方ない。ただモノの世界と経済規模の構図は少し違う。中国の銅需要は年400万トン以上と既に世界の4分の1、アルミは3分の1を占める。石油こそクルマ大国の米国が4分の1を握るものの、4割近い鉄鋼のほか、セメント、合成繊維、鶏卵など食品分野でも中国が圧倒的なシェアを持つ。
しかも中国の銅需要は半分を電力モバイルSEOが占め、次に多いエアコンが約2割。自動車、一般家電向けも増えてきた。米国景気が落ち込んでも、中国の銅需要、とりわけインフラ向けは連動しない。連動するのは米国にも輸出されるエアコンや家電の部品(銅管など)だ。またインフラ整備の比重が高く、エネルギー効率も低いため、資源・素材消費の伸びは経済成長率を上回る傾向にある。
中国が世界最大の消費国に台頭して以降、銅の国際価格は中国の買い付けが増える春節(旧正月)前後から夏までSEOをたどる。今年も同様な価格上昇があれば中国景気への影響は軽微、失速するようだと中国景気に及ぶリスクが高いと読める。8000ドルを上回る現在の水準から上昇を続ければ夏には1万ドルに迫る可能性さえ否定できない。
一方、景気後退リスクと世界同時株安に背中を押されて米国が打ち出した急ピッチの利下げと景気刺激策はインフレ要因を生み出す。世界の株価が次々と急落する「不安の連鎖」は断たなければならないし、景気後退があっても軽度に抑えたい。だが金融緩和と、それに続くドル安は様々な副作用を伴う。
米国の金融緩和が必要以上に長引けば、インフレ懸念と相まって投資マネーの流入が膨らみ、本来あるべき調整が小幅にとどまったり、需給実勢を無視して価格が上昇したりする可能性さえある。金価格が1トロイオンス950ドルを突破、米原油先物が再び1バレル100ドル台に乗せ、400台に乗せたロイター・ジェフリーズCRB指数(1967年平均=100)には商品市場へのマネー流入が加速する気配が見える。
調整局面はあっても、世界景気のけん引役が米国から新興国へと移行する歴史の流れは変わらない。住宅バブルの崩壊と基軸通貨ドルの揺らぎは歴史転換のスピードを加速させる可能性さえある。だが生産効率の低さや物価統制などの横浜 マンションが残る新興国には成長過程ゆえの弱さがある。バブルを伴う商品価格急騰は、新興国を中心に世界経済への打撃と、その後の商品価格急落につながる。米国発マネー波乱の影響には引き続き注意が必要だ。
手に入りにくいスポーツやコンサートなどのチケットを買い求めようと金券ショップに足を運んだ経験のある人は多いだろう。だが、最近はヤフーオークションをはじめとするインターネット上にチケットが多く流れている影響で、金券市場の縮小が進んでいる。
「10年前に1兆円規模だった金券市場は2―3割縮小した」と語るのは金券販売大手、大黒屋の松藤俊司社長。原因はネット販売の広がりばかりではない。
ハイウェイカードや高速券は1枚数万円することもあり、金券店では売り上げのおよそ2割を占める主力商品だった。しかし高速道路で自動料金収受システム(ETC)が普及し、紙のチケットが消え始めていることが金券市場の縮小に拍車をかけた。ハイウェイカードや高速券に代わって、航空会社の株主優待券が金券店の主力商品になりつつあるといえるが、単価は下がっているという。
新幹線の回数券も金券店の利幅はせいぜい数百円。今春からJR東海などが始める新幹線のチケットレス予約でも料金は割引になる。これを受けて金券店が割安価格で販売する回数券の需要も今後1―2年間で先細りになる可能性が高い。
こうしたことを背景に、金券店の数も減っている。全国には約2000店の金券ショップがあるとされるが、廃業が進み「ここ3年間で金券店の数は約1割減った」(ラッキーコレクション、伊集院浩二社長)。約3年前に600店近かった日本チケット商協同組合の会員数も2007年12月末時点で553店に減少している。
金券販売の利幅は小さい。東京で平均3―5%、大阪で2%程度とされる。商品の縮小やネット販売の拡大を受けて金券店1店当たりの売上げは年間5―10%のペースで落ちているという。大黒屋の07年3月期の全売上高は約650億円。このうちチケットは545億円、中古ブランド品は100億円。チケットが前期比約3%減る一方で中古ブランド品は約10%増と伸びており、ブランド品販売で金券の売り上げ減をカバーしている状況だ。外貨両替サービスを始める金券店も増えており、金券以外で収益の拡大方法を模索しているようだ。
金価格が年明けから騰勢を強め、ロンドン渡しの現物は1980年1月に付けた1トロイオンス850ドルの過去最高値を更新した。900ドルもあっさり超え、一時は1000ドル乗せも時間の問題といわれた。だが高騰の反動で宝飾品など実需が冷え込んでいることが浮き彫りになった。
金の調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のまとめによると、2007年10―12月期の世界需要は843トンで前年同期を17%下回った。07年通年では4%増えたが、1―9月までに13%伸びていた増加基調からは一転した。
最大消費国であるインドの減速が大きい。1―9月の需要は前年同期比40%増えたが、10―12月期は同64%減と急ブレーキがかかった。インドでは今年1月の輸入量も5トンと前年同月の8%にとどまったという。値動きの荒さが敬遠され、買い控えが広がった。
米国も10―12月の需要は17%減の110トンと失速した。サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題による不安心理が、堅調だった高額品の消費にも及び、宝飾品の購買意欲が落ち込んだ。この結果、通年での金消費量は中国に抜かれて世界3位に転落した。
7―9月期のロンドン金価格の平均は680ドル。10―12月期は786ドル。800ドル近辺の水準は、宝飾品用途としてはまだ認められていないといえる。
昨年からの原油や貴金属など商品価格の高騰は、米国経済が減速しても新興国が補うというデカップリング(非連動)論が一つの根拠となっていた。ただ年明け後も大手金融機関の損失計上が続き、雇用や消費の悪化を示す指標が出るに及び、米国に合わせて新興国経済も減速するとするリカップリング(再連動)論ががぜん現実味を帯びてきた。
米国景気が後退すれば、対米輸出に支えられた新興国経済にも影響が及ぶ。株や債券への不安を背景に分散投資先としての金需要は高まる可能性があるが、宝飾品需要の落ち込みが遠からず注目されよう。逆にサブプライムローン問題が解決に向かえば、信用不安は一巡、金に流れていた資金が株式市場などに逆流することもあり得る。
金市場関係者の間では「年内に一度は1000ドルを見ないと収まらない」というのが共通認識となっている。ただ実需の急減速は、仮に大台を付けても定着は難しいことを暗示しているといえそうだ。
スーパーに比べて価格が1―3割安く、収穫したてのものが店頭に並ぶ農産物直売所の売り上げが増加傾向にある。都市農山漁村交流活性化機構機構(東京・中央)の調査によると、回答した1436店の平均売り上げは年間9697万円。4年前の調査時より9%増加した。
農産物直売所の数は個人でやっているものを含めると推計で現在、全国に15000店、総売り上げは1兆円規模という。既存の流通市場にも影響を与えていきそうだ。
なぜスーパーより安いのか。直売所の売価は出荷者である生産者が決める。スーパーで販売する場合、生産者から農協、市場の卸会社、仲卸会社を経由することが多いため、流通経費がかかるが、直売所にはそれがない。
直売所では生産者自身が店頭に搬入することも多く、搬入の経費も最低限で済む。搬入している生産者との会話を楽しみにしている客も多いそうだ。
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